1. rien村物語〜第1話トイレにいっときやー〜
2. PECHIKA〜ヤンクルのレストラン〜
3. Charlie〜ディレクターズカット版〜
4. atelier petros上空劇場〜洗濯島の洗濯鳥〜
5. One Day Eterniday
日本の立体アニメーション特集2
上映プログラム
1. WORKU〜第1話 FROM BEHIND〜
2. 蟻の生活
3. rien村物語〜第1話トイレにいっときやー〜
4. 終電の蟻〜ディレクターズカット版〜
5. BORN BY MYSELF
日本の立体アニメーション特集 CUBE 9 FROM JAPAN 上映作品紹介
WORKU〜第1話 FROM BEHIND〜 船本恵太+コバヤシマサヒデ
2005年/デジタル一眼レフカメラ/4分50秒/パペット
●本篇映像 配信中!
● STORY
広大で荒涼とした大地、そのところどころに「箱」が点在する世界。人々の住む世界はその中に存在する。その閉じた世界では、それぞれに慣習や仕組みが積み上げられてきた。それは、すなわち他の「箱」からやってくる者にとってはそれぞれ想像もつかない世界となっているということである。ゆえに「箱」から出ていく者はほとんどいなかった。
私の名は、ウォルク。引越し先を探している。住んでいる世界は自分の居場所ではないとずっと思っていた。持てるだけのものをカートに詰め込み、入りきらないものは身につけ、私は歩き出した。私が住むべき「箱」がどこかにあると信じて。
● STORY
パペットアニメーションによる昆虫たちの寓話的世界。蟻の棲み家に迷い込んだカマキリは、好奇心に駆られてあちこち歩きまわるうちに、「時計の部屋」へと導かれていく。機械仕掛けの巫女によって管理されている蟻の世界は、その迷宮自体がひとつの生物であるかに見え、構成する蟻たちは細胞のひとつひとつのごとくに行動する。規則正しい生活を乱そうとしたカマキリもまた、やがてこの世界に取り込まれていく・・・
● STORY
キャラクター作家高野江里子のファンタジーワールド「rien村」をアニメーションにした作品です。
魚王子は、rien池でいつもみんなを見守っています。おや、一匹の子ゾウが、イイコトアリマクリの塔へと悩み相談にやってきたようです。いつも平和で穏やかなrien村で、今日はどんな出来事が起こるのでしょう。
主なフィルモグラフィー
1999年『晴れたり曇ったり』ビデオドラマ(昭和40年会制作)撮影・編集。
2000年『松蔭浩之・Making of Star』アーティストドキュメント 監督。
2004年 パペットアニメーション『One Day Eterniday』監督。
*テレビ局のTBSが今年開催した「 TBS DigiCon6+1 Award 」の審査員 小島淳二賞を受賞。
2005年 パペットアニメーション 『PECHIKA (ペチカ)』 を監督。共同監督/伴田良輔。
Charlie〜ディレクターズカット版〜 池田裕美子
2005年/miniDV/9分59秒/パペット
女子美術大学卒業制作賞受賞作品
● STORY
これは輪廻、「命の輪」の物語り。主人公、整形外科医のチャ−リ−は、同じ事を繰り返す退屈な毎日を送っていた。しかしある日、飼っていた金魚が死んだ事をきっかけに、彼の生活は一変していく。不思議な姿で金魚の生まれ変わりとしてチャ−リ−のもとに現れる植物人間。チャ−リ−とその植物人間は仲良く暮らしだすが、やがてチャ−リ−自身にもまた、死、そして転生の時が訪れようとしていた。
● STORY
森の奥にある木の精ペチカたちのすむ村ペチカ村でくりひろげられるゆかいな物語。好奇心旺盛でおちゃめでいたずら好きな妖精ペチカ、今回はいったいどんな事件を巻き起すのでしょうか。
郵便配達のビミーが小包を届けます。受け取ったのはレストランのコックさんヤンクル。小包をひらくと中にはふしぎな緑の本がはいっっています。さっそく本を読んだヤンクルは何かを思いつきお店にもどっていきます。次の朝レストランの前には大勢の仲間たちが開店を待っていますヤンクルがお店をあけたそのときドアの向こう側には限りなくひろがる森と空がありました。そして、ヤンクルの魔法のちからでみんなはコックさんに変身します。ペチカ村のヤンクルのレストラン、それは世界一ひろいすてきなお店です。
2003年/デジタルカメラ/3分41秒/オブジェクト+FLASH
shockwave.com AWARD 2003入選作品
● STORY
造形家中むらペトロのファンタジー世界を、アニメーションにした作品です。
南半球に位置する世界有数のリゾート地パラダイスランドは、南国ならではの独特な生態系を持ち、バカンスに訪れる観光客の目を楽しませていた。そんなある日の日常。箱船の乗客が洗濯鳥に洗濯を依頼、洗濯物を持って洗濯島へやってくるが・・・。
● STORY
音の変化によって、神・列車の女・落とし子・観覧者の4つの視点へ切り替わるという構成になっています。人の業を観念的に表現した作品です。
神の耳に届く音は、人々の祈りの声だけだった。神が見たものは、争い続ける人々の浅ましい姿と、一人の妊婦。列車の女は、2匹の精に感化され産気づく。目覚める生命の躍動。第一人称は列車の女に移り変わり、列車の女の耳に列車の音が響く。落とし子を見捨て、その場を去る列車の女。第一人称は落とし子へと移る。落とし子のまだ開かぬ耳に音は響かない。第一人称は私達観る者に移り、ただ虚しく過ぎ去る時間の音が響く。