音楽収録風景
音のメルヘン屋のスタジオにて、
オープニングテーマ曲、エンディングテーマ曲、メインテーマ曲、
3曲のピアノとボーカル録音を行ないました。
作曲は、これまでの作品でもお願いしているメルヘン村会員のピエリーヌさんに制作していただきました。

ボーカルとピアノ演奏は、メルヘン村会員のancyさんに依頼しました。
イノセントな歌声がとても魅力的なアーティストです。
rien村物語のイメージにもピッタリで、そのグレードを高めてくれる存在です。

ancyさんは、1999年に、音のメルヘン屋のシンガーソングライターKOUJIのCDアルバム「opera」で、
アレンジとピアノ演奏を担当されています。


苦労したグランドピアノ演奏の録音風景です。
音大出で、クラシックからポップスまでこなせるancyさんは、
その魅力のボーカル以上に、ピアノが大変上手いことで有名です。
曲はアニメに合わせて作っているため、譜面が変則的です。
この日の収録は、譜面通りにしか弾けないという方では決して上手くいかなかったでしょう。
それでも苦労がありました。
いったん、ancyさんに完成したアニメを観ていただき、世界観を理解してもらいました。
すると見事にピエリーヌさんの制作意図が伝わったのです。
ancy「わざと子供が弾いたようなたどたどしい感じが大事なんだね。
きっちりと弾いちゃったら全然面白くないものになってしまう。」
その言葉がancyさんから出てからは、ancyさんががっちり取り組めた感じです。
それから何度も何度も録り直しが続き、
ピエリーヌさんとancyさんのやりとりが続きます。
ancy『もっとソフトにした方が、それとも(省略)』
ピエリーヌ『もっと最初にアタック感が欲しい。後は、間だけです。』
ancy『わかりました。』
こうしたような内容です。

コンソールの前で指揮をとっている方が、
いつも作曲を担当していただいているメルヘン村会員のピエリーヌさんです。
この日の収録は、ピエリーヌさんの見事な采配が光った一日でした。
あらためてピエリーヌさんの音楽に取り組む情熱に驚かされました。

写真右が、メルヘン村会員でrien村物語の原作者高野江里子さんです。
今回の音楽収録もそうですが、アフレコの時にも毎回立ち会っていただいています。
アフレコの時はキャラクターイメージを声優さんに伝える役割をしていただいています。
この日、高野さんもまた、ピエリーヌさんの制作に対する姿勢に驚き、ancyさんの歌声の魅力に感嘆されていました。

音のメルヘン屋のベテランレコーディングエンジニアの渡部さんです。
アフレコや効果音収録に続き、この日もまたオペレートしていただきました。

無事収録が終わり、ホッとしての記念撮影。高野江里子さんとancyさんのツーショットです。
この日は、ピエリーヌさんの作曲の感性に、ancyさんが演奏と歌で応えました。
今度は、ancyさんの感性に、ピエリーヌさんがアレンジで応えていくことになります。
このようにして曲が完成していきます。
お二人に頼んで本当に良かった。心からそう思った一日でした。
完成した音楽を、どうぞアニメーション本編でお楽しみ下さい。
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