効果音収録風景
大抵の効果音は市販の著作権フリーの効果音集CDでまかなっています。
しかし、CDでまかえない効果音については、
音のメルヘン屋の録音スタジオで、効果音を制作しています。

カップにコーヒーを注ぐ音を収録している写真です。
カップの下にタオルを敷いているのは、机の振動による反響音をおさせえるためです。

これは、カップを床に落とす音を収録している写真です。
最初は、オケの中にタオルを敷きカップを落下させました。
しかし、実際の映像では下写真のように、床はフサフサの絨毯です。

そのフサフサ感を表現するため、さらにその上にティッシュを敷き再度収録しました。
こうした試行錯誤によって、より映像にマッチした効果音を制作してゆくのです。

録音エンジニアの渡部さんです。
この日は、この他にも、コーヒーをこぼす音や、コーヒーを飲む音、コーヒーの匂いを嗅ぐ音を収録しました。

録音した効果音をプロツールズで編集している写真です。

下段の波形が、カップが「ゴトっ」と床に落ちる効果音で、
上段の波形が、落ちたカップからコーヒーが「ジャバっ」とこぼれる効果音です。
それぞれ別々に収録した効果音を、編集して繋ぎ合わせます。
ただ繋ぐだけでなく、「ゴトっ」と「ジャバっ」の両者の音が鳴る時間的間合いも決めています。
2つの効果音が、こうして1つの効果音になるのです。
こうした繋ぎの作業は、実はFLASHでも可能です。
繋ぐだけでなく、フェードや、ステレオの右左への音の振り分けも、FLASHで調整できます。
この効果音も、こうしてプロツールズで繋いでもらったわけですが、
結局は時間的間合いが気に入らなく、FLASHでやり直しました。
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